授 業 科 目 | 必修・ 選択別 | 単位数 | 対象 学 年 | 学期 | 曜・限 | 担当教員 |
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学習障害(LD)児等の心理と指導法 | 必修 | 2 | 3 | 衛藤 裕司 内線:7537 e-mail:eto@oita-u.ac.jp | ||
【授業のねらい】 LD(学習障害)・ADHD(注意欠陥多動性障害)等を中心とした通級指導教室に通う障害のある子ども達の心理に関する基礎的な知識を学ぶ。授業における実態を学んだ後、それぞれの子どもの実態把握の方法と支援方法について学ぶ。通級指導教室に通う子ども達だけではなく、通常学級に在籍しながら支援を必要とする子ども達もその対象とする。これらの子ども達の行動特徴の分析を行うことができ、支援方法の提案ができるようなることがこの講義のゴールである。 | ||||||
【具体的な到達目標】 1.LD(学習障害)・ADHD(注意欠陥多動性障害)等のある子どもの授業の実際例を知る。 2.LD(学習障害)・ADHD(注意欠陥多動性障害)等のある子どもの行動特徴を心理学的な観点から説明できる。 3. LD(学習障害)・ADHD(注意欠陥多動性障害)等のある子どもの支援方法を提案できる。 | ||||||
【授業の内容】 授業計画 第1回:LD・言語障害のある子どもの心理に関する基礎知識1 第2回:ADHD・情緒障害のある子どもの心理に関する基礎知識2 第3回:LD・ADHDのある子どもの心理と教育1:ディスレクシア(読み書き障害) 第4回:LD・ADHDのある子どもの心理と教育2:算数障害 第5回:LD・言語障害のある子どもの心理と教育3:表出性言語障害・受容-表出性言語障害・吃音 第6回:LD・ADHDのある子どもの心理と教育4:発達性協調運動障害 第7回:LD・ADHDのある子どもの心理と教育5:ADHD・ADD 第8回:情緒障害のある子どもの心理と教育:不登校・行為障害 第9回:LDのある子どもの心理と自立活動1:実態把握(行動観察・ノート・連絡帳・描画) 第10回:LD・言語障害のある子どもの心理と自立活動2:実態把握(知能検査・言語検査) 第11回:LD・言語障害のある子どもの心理と自立活動3:指導計画の立案 第12回:LD・言語障害のある子どもの心理と自立活動4:指導計画の実施・評価 第13回:ADHD・ADDのある子どもの心理と授業1:注意のコントロール 第14回:ADHD・行為障害のある子どもの心理と授業2:行動制御・実行機能 第15回:LD・ADHD・言語障害・情緒障害のある子どもの家族の支援 定期試験 | ||||||
【時間外学習】 1.授業のたびごとに,図書館で日本LD学会発刊の「LD研究」から,関連論文を1つ探し,A41枚に読んでまとめること(3時間程度)。 2.小テストに備え,授業時に配布するプリントの復習を毎回行っておくこと(2時間程度) | ||||||
【教科書】 「よくわかる発達障害(第2版)LD・ADHD・高機能自閉症・アスペルガー症候群」ミネルヴァ書房 小野次朗・上野一彦・藤田継道(編)ISBN 9784623057368 2200円+税 | ||||||
【参考書】 1.「LDの教育-学校におけるLDの判断と指導―」上野一彦・牟田悦子・小貫悟著 日本文化科学出版 ISBN 4-8210-7313-7 3500円+税 2.「バークレー先生のADHDのすべて」Russell A. Barkley(原著)、海輪由香子(翻訳) 山田寛(監修) VOICE 2940円 | ||||||
【成績評価方法及び評価の割合】 1.試験(小試験も含む)30% 2.授業ファイル 30% 3.課題レポート40% | ||||||
【注意事項】 ・履修条件-特になし。 ・準備するもの-A4ファイル(縦使用)を1つ購入しておくこ と。 ・その他-欠席する時・欠席した時は,指定された「欠席届け」を必ず1週間以内に「直接」提出すること(メール・ボックスへの投函は認めない) | ||||||
【備 考】 特になし。 |