芸術理論に関する専門的知識を修得するための授業であり、音楽について美学的理論的な考察を行う。まず、西洋近代の芸術ジャンルのひとつとして音楽を捉え、他ジャンルとの比較や音を聴くことに関する原理的な考察をした後，音楽が何を表現するのかについて，具体例に即しながら多面的にアプローチする。

1　芸術ジャンルの中に音楽の特質を位置づけること。
2　音楽が表現するものについての洞察を深めること。
3　音楽における身体的側面について理解すること。

1.　導入
2.　芸術の諸ジャンルの中の音楽(1)：芸術の諸ジャンル
3.　同(2)：芸術とは
4.　同(3)：音楽と美術
5.　音楽の「かたち」(1)：「ドレミ」について
6.　同(2)：メロディについて
7.　同(3)：楽曲形式について
8.　音楽の「意味」(1)：描写的な音楽について
9.　同(2)：映像とのかかわり
10.　同(3)：引用について
11.　特別研究：著作権について
12.　音楽における身体的側面(1)：テンポについて
13.　同(2)：拍子について
14.　同(3)：音量と音色
15.　まとめ
【学生がより深く学ぶための工夫】
授業中に鑑賞した表現等について記述したワークシートを授業終了時に提出し、教員の説明の趣旨が理解できているのかを確かめる。

授業中に説明したことを復習し、次回の授業に備えること。

特に用いず、授業時にプリントを配布する。

授業時に適宜、指示する。

期末試験 60％、　平常点（小テスト等）40％

公欠を除く全授業回数の６割以上の出席を、単位取得のための基本条件とする。

授業の基本的な注意点については初回に説明するので、受講希望の学生は必ず出席すること。