大分大学 教育学部

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大学院教育学研究科 教職開発専攻(教職大学院)

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教職大学院活動報告

大分大学教職大学院に少しでも興味を持たれた方の,
QRコードからのご連絡,ご質問をお待ちしております!!




日本教職大学院協会HP「特色ある取組」に掲載されました!!



〇教職大学院教員と大分県指導主事とが共に学ぶ研修の実施
(研修事業名:「これからの教育行政と教職大学院の連携・協働の在り方を探る」)



〇教育実践研究報告会から教育実践研究フォーラムへの展開




専門職大学院における専門性が求められる者等との協力の状況について


大分大学大学院教育学研究科教育課程連携協議会

 設置の趣旨及び概要

 関係規程

 開催の状況

大分大学大学院教育学研究科実習運営協議会

 設置の趣旨及び概要

 関係規程

 開催の状況


2022年(令和4年)2月21日

【第1回教職マルシェ】新人教員としての心構えを学ぶ


 今回は,大学院生の活動ではありませんが,教職大学院の新たな取組「教職マルシェ」を報告します。教職大学院の教員には,研究者教員と実務家教員*がいます。「教職マルシェ」は,校長先生としてや教育委員会で活躍してきた実務家教員の体験に裏打ちされた“匠”の知と技に学ぶことで,学部生がそれぞれの得意技と自信を得て,少しでも安心して教育現場に飛び立っていこうというコンセプトのプログラムです。

 第1回は,これから教員採用試験への準備が本格化する教育学部3年生の6人が参加しました。まず,生徒指導を専門としている実務家教員による人間関係づくりプログラムのテッパン「アドジャントーク」で,参加者同士の気持ちがほぐれました。その後,教育行政での経験が豊富な実務家教員から「学校で役立つ『さすが』と思われる社会人としての心得」,そして幼稚園,小学校,中学校での校園長を経験した実務家教員から「学校の【同僚】とうまくやっていくには?」と題して,それぞれご自身の体験談を具体的に交え,学生に問いかけながら,お話しいただきました。

 参加した学生からは,たくさんの感想や質問が自然に出て,それぞれの理想の教師像を目指して学ぼうという強い熱意がマグマのように溢れ出る会となりました。また「○○はしてもよいですか?」,「人前で話すことに自信を持てないけれど大丈夫でしょうか?」といった,ちょっと気になるけれども,だれにも聞けないでいたであろう質問も出ており,このような光景は,こぢんまりとして,ざっくばらんな雰囲気を大切にしていきたい教職マルシェならではのものになっていくのではないかと期待しています。

 令和3年度は3月にあと2回開催(3/10(木)と15(火))します。参加する学部生には,学校現場の様子をより身近に具体的に感じてもらえたらと願っています。

*「教職大学院における実務家教員」については,文部科学省HPなどをご参照ください。


2022年(令和4年)2月14,15日

【授業紹介】集中講義 学校実践総合演習


院生それぞれの実践上の課題に向き合う

 授業開発(教科教育)、学級経営(生徒指導)、特別支援教育、学校経営の4つの学修領域の1年生院生が学び合う集中講義です。1日目は修了を間近に控えた2年生の研究発表を聞いて、学校現場にある課題を見つけ、課題解決をめざすワークをしました。2日目は1年生がお互いの研究課題を聴き合い、自身の立場ではその課題にどのように取り組むことができるかを考え合いました。

 学卒院生は、現場の経験豊富な現職院生から新たなアイデアや提案を受け、今後の研究の方向性を見直す機会となったようです。また現職院生は、若手教員の思いを学校運営に取り入れることや、教科や領域を越えて学び合うことの意味を見出す機会となりました。


2021年(令和3年)11月19日

教員を動機づける面談とは?


スクールリーダーとしてのふるまいを学ぶ

 教職大学院の「学校マネジメント総合演習Ⅱ」では、現職教員の大学院生がスクールリーダーとしての資質・能力を高めるため、様々な演習を通して学んでいます。今回は「教員評価の実践演習」として、各自の教員としての自己目標を記入した目標管理シートを使い、大学院生が校長・教頭役を担当する教員評価の模擬面談を行いました。

 校長や教頭の立場で、どのように教員のモチベーションを高める、学校の教育目標を効果的に達成する学校組織づくりにつなげるかを意識しながら模擬面談を行いました。


2021年(令和3年)11月15日

授業実践・報告書作成に向けて


2年間の学修も佳境に入ってきました

 教職大学院では、自分の研究課題に即して授業実践を行い、「教育実践研究報告書」にまとめることが修了要件に含まれています。まとめにさしかかる2年生のここからの時期は、みんな大忙し。何度も何度も模擬授業をして、念入りに授業準備をする姿が見られました。

 このあとそれぞれの実習校で授業実践をし、ゼミでの省察を通して「教育実践報告書」を書いていきます(理論と実践の往還)。授業準備だけでなく、授業分析や報告書の執筆においても、院生同士の自律的な学び合い集団が活発に動いています!!


2021年(令和3年)10月23日

進学説明会


もうすぐ2次募集、始まります!

 教職大学院の第2次募集に向けて、対面型の進学説明会を開催しました。2年間の教職大学院のカリキュラムの説明のほか、現役院生が動画や書面でのメッセージで学生生活について紹介したり、参加者の相互交流もあったりと、充実した内容となりました。

 参加者からは「とてもいい話が聞けた」「関心のある内容について不足なく聞くことができた」とありがたい感想をいただきました。

 今回参加できなかった方には、個別の相談も受け付けています。さらなる教師力を身につけたい皆さんからのご連絡、心よりお待ちしています。

 2次募集:募集期間:11月8日(月)~11月12日(金)
      試験日 :12月4日(土)



2021年(令和3年)8月5日

【授業紹介】授業開発学級経営領域 教育実践課題研究Ⅱ


前期の実習をふまえた実践研究の中間報告

 2年生の授業です。前期の実習をふまえ、それぞれの実践研究の中間報告を行いました。

 昨年度末に研究テーマを発表したころと比べ、かなり実際の学校現場に即した研究になっているように感じます。ある学生は発表の中で「昨年度の発表時に指摘されたとき、なぜ自分の理論がダメなのかわからなかったけれど、実践してみてやっとその不十分さに気付いた」と話していました。後期の実践では、新たな手立てを講じて取り組むそうです。

 このような気づきが、”実践したことを省察し、理論に生かす“という教職大学院でめざす学びの姿だろうと思います。これからの研究が楽しみです。

 研究テーマ 例 「数学的な見方・考え方」を育む高等学校の学習内容-事象の数学化とメタ認知を促す学習-」 「数学における類推を促すために適切な既習事項を想起させる発問の工夫」 「地域資源を活用した授業作り―過程ごとの変化に着目して―」 「数学の授業において主体的な学びにつながる目的意識を持たせる工夫」 「誰とでも協働できる学級づくりの探究」 「中学校社会科における生徒の防災意識向上のための授業開発-地域教材を活用した防災教育」

  •  発表者の2年生だけでなく、1年生や教員から多くの意見や質問が飛び交いました。

2021年(令和3年)8月5日

教職大学院実習 その②


1年生の【特別支援教育領域】は附属特別支援学校を含め5か所で実習

 「特別支援学校実践基礎研究」では、1年生の前期に、教育学部附属特別支援学校と、4か所の施設等関係機関で実地体験・実地調査を行いました。

 関係機関では、事業の概要や支援の実際について説明を受け、気になる点を質問し、細かなところまで教えていただきました。学校現場と福祉・医療・就労との連携が支援の充実につながることを実感するとともに、具体的に深く考える機会となりました。

 また、附属特別支援学校では「学校運営」や「カリキュラム・マネジメント」に関する講話を受け、現任校の取組を振り返り、改善点の整理につながりました。

 ※写真は、実習生が実地体験、陪席している場面であり、利用者さん等は写っておりません。また、関係機関の許可を得て掲載しております。


2021年(令和3年)8月3日

【授業紹介 集中講義】学校実践総合演習


10年後の社会における、理想の学校を構想する

 これから社会はどう変わっていくのか、そのとき私たちはどのような教育をしていけばいいのか…2日間にわたって、めざす子ども像・カリキュラム・学習環境・インクルーシブ教育といった視点を取り入れて学校のグランドデザインを描くワークを行いました。2日間のしめくくりは、学校創立に向けた「疑似・学校説明会」において、地域住民や保護者、教育委員会などの役割になりきった教員たちにグランドデザインを説明するというミッションです。

 VUCA(先行き不透明で、将来の予測が困難な状態)と言われる中、10年後の社会を思い描くのは難しいことですが、はじめはぼんやりとしていたイメージも、少しずつ具体的な形になっていきました。「教科の枠はどうあるべきか」「育むべき力は何か」などなど、ふだんあまり疑うことなく、当たり前のようにとらえている事柄を改めて見つめなおす発言が多くみられてました。


2021年(令和3年)8月1日

ホームカミングデイ


修了生と在学生が学びあう

 コロナ禍の影響で昨年度は実施できませんでしたが、今年はしっかり感染対策をして、対面とZoomで開催することができました。

 グループディスカッションでは、修了生と在学生がいまの悩みや困りを共有し、どう打開するかを話し合いました。あるグループは“若手教員の困りにどう寄り添うか”をテーマとしていました。経験を積んだ教員や管理職の立場、実習での悩みをもつ学卒の在学生、現場で活躍する若手教員など、様々な立場から意見を出し合うことで、密度の濃い、かつ温かで優しさに溢れた話し合いとなりました。

 「修了生の実践報告」では、教職大学院での研究を生かして、実際の学校経営に取り組む事例を知ることができ、これからの研究や実践への取り組み方を見つめなおす機会となりました。


2021年(令和3年)7月27日

学校実践基礎研究の省察


それぞれが実習で学んだことを共有し、研究テーマを明確にする

 1年生前期の実習【学校実践基礎研究】では、幼・小・中・高・特支の5校種で2日ずつ実習を行いました。この省察では、実習を振り返り、自身の校種と他校種とのつながりや発達の連続性について確かめ、自分の研究テーマを明確にしていきます。

 話し合う様子を見ていると、自身の校種に目が行きがちだった実習前と比べ、「主体性」「教材」「授業のリズム」などなど多様な視点を持って学習を捉えるようになり、豊かな話し合いとなっていました。この実習をふまえ、後期から来年度にかけては、公立の学校園で継続的に実習を行います。


2021年(令和3年)6月30日

教職大学院実習その①


1年生の【授業開発・学級経営領域】は、全ての校種で観察実習。

 【授業開発・学級経営領域】では、1年生の前期に、教育学部の附属幼稚園、小学校、中学校、特別支援学校と、市内にある大分豊府高等学校へ実地観察・体験に行きます。

 自分が担う学校種が他校種と比べながら観察し、教育の連続性について考えました。普段関わることが少ない学校種だからこそ、新しい発見がたくさんうまれています。

 この観察実習をふまえて、それぞれ研究したいテーマを具体化していくことになります。

 

2021年(令和3年)5月28日

第2回 教職大学院セミナー


理論に裏付けられた実践力を身につけよう

 「自分の授業が、どのように研究に結びつくのか分からない」

 「研究を生かした授業づくりってどうすればいいんだろう」

 理論に裏付けられた実践を実現することは、なかなか難しいものです。教職大学院では、学卒院生、現職院生、教員が集まり、お互いの実践や研究を見合い、実践と研究の両方の視点から検討し合う『実践力・指導力向上セミナー』を開催しています。第2回は学部卒の院生(2年生)に模擬授業を提供していただきました。


2021年(令和3年)5月18日

論文の書き方の基礎を学ぶ


正木先生による「アカデミック・ライティング入門講座」

 教職大学院では、自分の実践を研究として位置づけていくことを大切にしています。でも、いざ論文に取りかかろうとしても、何から手を付ければいいのか、どう調査するのか、先行研究の調べ方・・・など、様々な課題にぶつかります。そんな院生の研究をサポートする取組の一つとして、学生支援センターの正木先生に論文の書き方講座を開いていただき、学生・教員含めて44名が参加しました。

 教職大学院の授業もオンラインに変わりましたが、積極的に学ぶ姿が見られています。


2021年(令和3年)4月22日

対面授業、始まる


校種・課題意識・立場を越えた学び合いがすすんでいます

 授業開始一週間はオンラインでしたが、2週目からは感染防止対策をした上で、対面授業を実施しています。それぞれのもつ経験や関心、知識の違いによって、院生間の学び合いを生み出されています。

 教員も、院生の皆さんの言葉の中に新たな発見をすることがたくさんあり、双方向の学びが今後いっそう発展していきそうで、とても楽しみです。


2021年(令和3年)4月5日

第6期生入学おめでとう!


現職院生を含む14名の新しいなかまが増えました

 今年度から教職大学院でいっしょに学ぶ新入生をむかえて、「新入生ガイダンス」を行いました。カリキュラムの説明、教員の紹介、進路についてのお話など、もりだくさんの一日になりました。新入生の履修登録には、2年生の院生も手伝いにきてくれて、少し場も和んだようです。

 これから2年間、それぞれの理想の教師像を目指して、積極的に学びを深めていってほしいと思います。

 

過去の記事は以下をご覧ください。各年度をクリックすると該当年度の記事が開きます)

令和3年度(2021年度) 【設立6年目(組織改編2年目)/M1:6期生14名入学,M2:5期生19名修了予定】

 専任教員(50音順)

 学校経営領域/大島崇,清松今朝見,熊丸真太郎,後藤榮一,佐藤由美子,山本遼

 授業開発・学級経営領域/内田昭利,河野晋也,竹中真希子,立川研一,藤村晃成,宮﨑好治

 特別支援教育領域/木村文美枝,佐藤晋治

 附属学校/後藤みゆき,時松哲也

令和2年度(2020年度) 【設立5年目(組織改編)/M1:5期生19名入学,M2:4期生8名修了】

 専任教員(50音順)

 学校経営領域/有定裕雅,大島崇,小池一彦,福本昌之,山崎清男,山本遼

 授業開発・学級経営領域/河野晋也,竹中真希子,立川研一,藤村晃成,牧英治郎

 特別支援教育領域/佐藤晋治,古庄一夫

 附属学校/後藤みゆき,時松哲也

  ※大分大学教育学部の教員は,兼担教員。

平成31年度/令和元年度(2019年度) 【設立4年目/M1:4期生8名入学,M2:3期生8名修了】

 専任教員(50音順)

 学校経営コース/有定裕雅,大島崇,小池一彦,福本昌之,山崎清男,雪丸武彦

 教職実践コース/今村裕,竹中真希子,立川研一,古庄一夫,牧英治郎,森才三

平成30年度(2018年度) 【設立3年目/M1:3期生8名入学,M2:2期生9名修了】

 専任教員(50音順)

 学校経営コース/有定裕雅,大島崇,小池一彦,福本昌之,別木達彦,山崎清男,雪丸武彦

 教職実践コース/市原靖士,今村裕,竹中真希子,古庄一夫,牧英治郎,森才三,渡邊早苗

平成29年度(2017年度) 【設立2年目/M1:2期生9名入学,M2:1期生10名修了】

 専任教員(50音順)

 学校経営コース/有定裕雅,大島崇,福本昌之,別木達彦,山崎清男,雪丸武彦

 教職実践コース/市原靖士,今村裕,竹中真希子,土谷陽史,福地広之,森才三,渡邊早苗

平成28年度(2016年度) 【設立1年目/M1:1期生10名入学】※ホームページはありません

 専任教員(50音順)

 学校経営コース/有定裕雅,大島崇,福本昌之,別木達彦,山崎清男,雪丸武彦

 教職実践コース/市原靖士,今村裕,竹中真希子,土谷陽史,福地広之,森才三,渡邊早苗