大学院教育学研究科 教職開発専攻(教職大学院)
理論と実践の往還を通して高度な専門性を備えた教員を養成します
理論を基盤とする高度な実践力を身につけたい現職教員と学部卒生が対象
教育学研究科教職開発専攻は,学部教育で培われた基本的知識と教育的指導力,また,学校教育現場における経験を通して蓄積した教育者としての資質能力を,教職大学院で学修する教育理論を基盤とする高度な教育実践力にまで高めた学校教員を輩出することで,地域の教育がかかえる課題の解決と将来の学校教育の発展に寄与することを基本理念としています。この理念に基づき,本専攻では,「新たな学校づくりにおいて指導的役割を果たし得るスクールリーダー」や「新しい学びや多様な教育課題に対応し得る実践的指導力をもった教員」を養成することを目的とします。
4つの分野のプロフェッショナルを育成します
令和2(2020)年度より,教育学研究科教職開発専攻(教職大学院)は修士課程と統合しました。「教科教育」や「特別支援教育」を含めた4つの分野のプロフェッショナルを育成します。
多様な学びのニーズに応えるため,教育学部や附属教育実践総合センターの教員も兼担教員として教職大学院の授業科目を担当します。
教職大学院のカリキュラムイメージ(修了要件45単位)
教職大学院の実習
現職教員を対象とした履修プログラム
特色1 個々のキャリアやニーズに応じる履修プログラム
●管理職養成履修プログラム
- 理論と実践力を備えた学校管理職を養成
●中堅教員養成履修プログラム
- 教科教育、生徒指導、特別支援教育などの専門性を高め、学校の教育活動をリードできる教員を養成

特色2 研究を通して現任校の課題解決に取り組む
- 現任校の課題に即した研究テーマ設定
- 院生自身の専門的力量を高めるとともに現任校の課題解決に取り組む

特色3 修了後も継続・発展するネットワーク
- 毎年8月に「ホームカミングデー」を開催
- 修了生や在籍院生で実践や研究について交流
- 修了後も、学校経営や教育実践について支え合い学び合えるネットワークを構築

学卒院生を対象とした履修プログラム
特色1 教職に対する「実力」と「自信」をつける実習と省察
- 一つの実習校で2年にわたり継続的に実習
- 実習で経験したことを、省察科目で振り返り教職の実践的力量を高める

特色2 学びのニーズに応える高度選択科目
- 教科教育、学級経営、特別支援教育などさまざまな分野の「高度専門科目」を設置
- 多様な科目群から選択可能

特色3 現職院生との学び合い
- 学卒院生と現職院生が学び合うことで学校現場のような協働的な教育研究の場を創出
- 経験豊富な現職院生と共に学ぶことで実践力を高める

取得できる免許状の種類
幼稚園教諭専修免許状,小学校教諭専修免許状,中学校教諭専修免許状,高等学校教諭専修免許状,特別支援学校教諭専修免許状(領域:知的障害者,肢体不自由者,病弱者)
一種免許状を取得している者が当該専修免許状に必要な単位を修得して本研究科を修了すれば,専修免許状が取得できます。
授業風景
教職大学院では、グループ討議などアクティブな授業方法を取り入れています。
共通科目では、学部卒院生と現職教員の院生が学び合うことで実践力を高めます。
就職状況
令和2年度修了生の就職状況(令和3年5月1日現在)
専攻 | 性別 | 修了者数 | 公立学校教員 | 私学教員 | 臨時教員 | 官公庁等 | 企業等 | 医療・福祉 | その他 | 進学等 | |||||
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小学校 | 小中連携校 | 中学校 | 高等学校 | 特別支援学校 | 幼稚園 | ||||||||||
学校教育 | 男 | 9 | 2 | 0 | 1 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 |
女 | 7 | 0 | 1 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | |
教職開発 | 男 | 6 | 4 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
女 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
計 | 男 | 15 | 6 | 0 | 3 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 |
女 | 9 | 2 | 1 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 |